
awsを運用するときには代行サービスを利用すると便利ですが、awsを利用する企業が増えてきている影響もあって対応できる業者も増加しています。どの業者に依頼するのが良いかを見極めるためには比較をすることが必須です。
どのような観点でどうやって比較したら良いかを簡単に説明するので、より良い業者に依頼できるようになりましょう。
基本的な目標はコストパフォーマンスの高さ

awsの運用代行サービスに申し込むために業者間比較をする場合には、何を目標にすべきかをまず明確にしておくのが大切です。平たく言ってしまえばコストパフォーマンスが高い業者を選んで契約できればベストでしょう。
運用のときに何が必要かはケースバイケースで、awsの使い方次第で適切な管理や監視の仕方も異なっています。その内容に応じて適切なサービスを選び出し、その中で最も安くて必要な対応をしてくれる業者に依頼することと目指しましょう。
もし予算が先に決まってしまっているのであれば、その予算範囲でどんな内容を代行してもらうかを吟味することが必要です。社内で対応できそうなところを探して代行範囲を絞り込まなければならない場合もあるでしょう。
業務負担の大きさを考えて、いくつかの業務だけピックアップして代行を依頼するという流れになる可能性もあります。必要な運用業務ありきか、予算ありきかによって考えるべきことには違いがありますが、どちらの場合にも最終的に目指すところはコストパフォーマンスの高さだと理解しておきましょう。
代行を依頼する内容を先に確定しよう
コストパフォーマンスの高い業者を選び出せるようにするためには条件を揃えて比較することが必要です。基本的には依頼内容を決めて見積もりをしてもらい、いくらかかるかを確認するという流れになります。そのため、どのようなケースであってもまずは代行を依頼する内容を確定しておくのが重要です。
事前にawsの運用に関わるエンジニアを交えて何を依頼するのが適切かを検討するようにしましょう。
それを怠ってしまうと何度も見積もりを取らなければならない状況に陥ってしまいがちになります。もしA社とB社を比較したいと考えたときに、A社に見積もりを依頼した業務内容と、B社に伝えた業務内容が違っていたらどちらの方が安いかは客観的に比較することができない場合がほとんどです。
A社に依頼した内容が多いのに安いという状況があればA社の方がコストパフォーマンスが高いのは明らかでしょう。しかし、一般的には依頼内容の多さに比例してコストがかかるので、B社の方が安いという結果になるのです。
各社と相談をしているうちに依頼したい内容が変わっていくことはありますが、見積もりを取る段階では内容を確定しておく必要があります。
awsの運用実績を確認しよう
コストがどのくらいかかるかは業者に見積もりを依頼しなければ正確にはわからないのが普通です。明朗会計になっている業者でも相談してみると割引があったり、追加サービスを依頼できることがわかってお願いしたためにコストが上がったりすることもあります。
どの業者に相談するかはよく考えなければならないことで、依頼可能な代行業者全てに連絡をしていると途方もない時間と労力がかかってしまうことは否めません。問い合わせ先の選び方として重要なのがawsの運用実績の確認です。
代行業者の中にはawsの運用代行に特化しているところもありますが、awsに限らずクラウドサーバーの運用代行を手がけているところも、サーバー全般に関して運用に対応しているところもあります。サーバーの種類やサービスの提供企業によって運用のときに必要なノウハウもスキルこ異なるので、awsの運用について十分な経験がある業者に依頼するのが無難です。
awsに特化していない場合にはコンスタントに対応している実績があるかを確認しておきましょう。特化型のサービスの場合にも提携先が十分にたくさんあって実績を積み上げてきているかを確認しておくのが大切です。
費用体系を調査してみよう
問い合わせ先の代行業者を選び出すときには公開されている費用体系についても確認しておくのが重要です。費用体系として完全にプランが決まっていてどれに申し込むかを決めるだけになっているところもあれば、それに対してオプションを申し込めるようになっているところもあります。
このような明朗会計になっていなくて、個々に要望を聞いて内容に応じた見積もりを出すという仕組みの業者も少なくありません。明朗会計になっていれば安心感があるものの、個々に見積もりを出す業者の方が安上がりになることもあります。
どちらの方が魅力的かは予算的な兼ね合いもあってケースバイケースなので、置かれている状況に応じて選ぶようにしましょう。
周辺サービスをチェックしよう

問い合わせる段階でも、問い合わせて相談を始めた段階でも確認しておくと良いのが周辺サービスです。awsの運用代行でどのような業務に対応できるかを調べて比較するのも大切ですが、それに付随する業務をどのくらいカバーしてくれるかも調べてみるようにしましょう。
例えば、awsのクラウドサーバーだけでなく、自社サーバーの監視までまとめて対応してくれる業者もあります。コンサルティングサービスのある業者も存在し、awsの使い方の提案をしてくれたり、他のサーバーを併用することを勧めてくれたりすることもあるのが魅力です。
特にコンサルティングを受けられるのは社内のエンジニアの実力が不足しているときには有用なサービスでしょう。周辺サービスに興味を持ったときにはやはりその分のコストパフォーマンスも考えるのが必須です。魅力的なサービスではあるけれどとても高いということも珍しくありません。
場合によってはawsの運用代行はその会社に任せて、周辺サービスは別の業者に依頼した方がコストパフォーマンスが高くなることもあります。もし周辺サービスに興味を持ったなら、そのサービスに特化している業者も比較対象に含めるようにしましょう。
コストパフォーマンス重視で比較しよう
awsの運用を代行業者に任せるときにはコストパフォーマンスを重視して比較して決めるのが大切です。比較する観点としては代行したい内容に的確に対応できるかが最も重要になります。
その上で費用体系や周辺サービスを確認して低いコストで依頼できる可能性が高いかを調べましょう。そして、実績が十分にある業者に依頼をすれば安心して運用できるようになります。